autocad ltの設計にない「粋」。

ノーマライゼーションという概念が一般に普及し、
新たに都市を設計する際は、この概念に寄り添い設計されるようになりました。
たとえば、坂道のスロープだったり、車椅子でも安易の移動が可能な設計で、
さらにそれらはパッと見て垣根がないように自然に作られていたりします。
健常者は気にも止めなくても、
障害者が垣根に気付く町はやっぱり過ごしにくいと思うのです。
大分昔に、都市の設計をする方の仕事場にお邪魔する機会があり
その方が製図板に一生懸命向かっていた姿が印象的です。
現在は一般的にautocad ltで設計しているでしょうが、
あの頃は製図には「粋」がありましたね。